【4/03】燃油サーチャージがついに。。。!


HBCトラベルの砂庭です。

新年度になりました!新たな生活をスタートさせた方もいるかと思います。

4月になり、旅行業界にとっても大きな出来事がありました。

長年海外旅行者を苦しめてきた、そうです、「燃油サーチャージ」が11年ぶりに廃止となりました!

今では海外パッケージツアーも燃油込がスタンダードになっていますが、
海外航空券を購入する方にとっては痛い出費でした。

そもそも燃油サーチャージって一体何?疑問に思いながら払い続けていた方もいるのでは?
と思いここで簡単に解説。

湾岸戦争以降の原油価格高騰に対する措置として1997年(平成9年)に国際航空運送協会が制度を認可。
2001年(平成13年)から導入。
日本では燃油特別付加運賃の名目で届出され、旅客については2005年(平成17年)から導入。
日系航空会社では、シンガポールケロシンの過去2ヶ月の平均価格が、通貨変動サーチャージを加味して、
1バレル6,000円を下回った場合に、廃止される事になっている。

ちなみにシンガポールケロシンの推移。(2008年~)
ケロシン
過去最高額を記録した2008年10月、ちなみ日系2社の価格はこちら
燃油2008年

なんと日本=欧州/北米往復で66,000円!!この時期に欧州行きなどて燃油額が運賃額を上回るという現象も起きました。

その後2015年ころから価格が大幅に下がり始め、今日に至ったわけです。

ただし各航空会社、この燃油サーチャージ廃止の前に各航空会社が運賃改定(値上げ)を行っている事はご存じでしょうか?
例えば某航空会社の東京=欧州往復(エコノミークラス 2016年5月最安往復運賃)でみると
2015年04月12日以降購入60,000円
2015年11月05日以降購入67,000円
2016年02月25日以降購入77,000円

な~んと17,000円も上がってるんですね~。
これをどのように受け取るかは皆様にお任せいたしますが、
いずれにしても常に正しく新しい情報を知っておくのは大切です。

HBCトラベル 砂庭