【8/11】城景めぐり(現存12天守)①

現在、日本国内には廃城令や戦災の焼失を免れ、江戸期又はそれ以前より現存する天守が12城あり(内、国宝5城)その中で四国地方の城を訪れたので、お伝えします。

〇高知城

掛川城主であった山内一豊によって1601年に築かれ、掛川城を模倣したとも言われております。1727年に大火によって追手門を除く城郭の大半が焼失した。1747年に再建された四重六階の天守のほかに御殿や門など本丸の建造物がほぼ完全に残っており江戸時代からの天守と追手門がどちらも現存するのは高知城のみです。小さな天守は趣があります。

天守と天守からの眺め

城下では毎週日曜に300年以上続く日曜市がおこなわれており、その直ぐそばに「ひろめ市場」がありカツオのたたきなどの地元名物を買い、その場で食べることができます。午前中からお酒が飲めるということもあり陽気な人達で活気に溢れています。併せて訪問されてはいかがでしょうか?

〇伊予(現 愛媛)松山城

この城が築かれたのは1602年、関ケ原の戦いで戦功をあげた加藤嘉明が伊予に封じられ築城に着手しましたが、加藤嘉明の転封後は蒲生忠知が入城して築城を継続した。現在の天守は1852年に建造されました。標高132mの勝山山頂に大小天守と櫓2基を連結した連結した連立式の天守がそびえ立っており、その大きさに驚かされます。太平の時代に築かれた城の多くは平城で、松山城は日本3大平山城といわれております。

ご当地キャラの「よしあきくん」

麓から勝山山頂までは歩いていくことは出来ますが山道は急勾配なためロープウェイで行くことをおすすめします。ライトアップが綺麗なので近くで見たかったのですがロープウェイが終了しており歩いて山道を登る元気がなかったので、麓の城山公園からの景色で我慢しました。

ちなみに近くで撮影をすると、こんな感じです。

城下に大街道というアーケード街に飲食店が集中しているので、愛媛グルメを堪能できます。

 

〇宇和島城

1596年に築城名人と言われた藤堂高虎が入り近世城郭へと改築されました。現在の三重三階の天守は1666年に建造され現存天守では最南、最西端に位置します。白漆喰の外壁や千鳥破風、唐破風による装飾が非常に麗しくフォトジェニックな城としても有名です。関ケ原合戦後に伊達政宗の長男・英宗が入城し以降は伊達氏9代まで引き継がれました。

宇和島での食事は「かどや本店」“鯛めし”が外せません。ご一緒に、養殖鯛の餌に柑橘果皮を混ぜた飼料で育てた「みかん鯛」の刺身もご賞味下さい。

そしてお土産は道の駅みなとオアシスうわじま内に西日本では唯一ロイズチョコレート通年販売店があり限定の「マンゴー&宇和島ブラッドオレンジ」と名物、宇和島じゃこ天で決まりです。

 

〇丸亀城

1587年に讃岐一国を封じられた生駒親正は高松城の支城として標高66mの亀山に丸亀城を築いた。生駒氏の転封後に京極氏によって現存の天守が1660年に建造された。丸亀城の石垣は高さ60mに達し下から仰ぎ見た姿は圧巻です。

丸亀城から比較的近くに金刀比羅宮があるので行かれた際は一緒に訪問されてはいかがでしょうか?ちなみに御本宮までは785段の階段を登ります。

ハードな運動後は定番の讃岐うどんを頂きましょう。地元で有名な「山下うどん」をおすすめします。

まだ40か所程度の城景巡りしかしていないので城オタ活動は、これから継続していきます。これら周辺には風光明媚な自然が多くありますので、お出掛けになられてはいかがでしょうか?なお只今GoToトラベルを利用して、お得に旅行にいくことが出来ます。そして城を巡るツアーもございます。是非ご利用下さい。

 

吉川