【12/3】世界最大!ゴルフの旅

北海道のゴルファーにとって

11月から4月までは長いオフシーズンです。この時期に海外でプレー出来たらと思うゴルファーは多いのではないでしょうか。
海外でのゴルフツアーといえば常夏のハワイやタイが定番のようですが、今回紹介するのは中国深圳にあるミッションヒルズGCでのプレーと香港の旅です。

 11月下旬の3連休初日。16:00発のキャセイパシフィック581便で新千歳空港を飛び立ちました。5時間余の快適なフライトで夜には香港国際空港に到着し、
そこから車で隣接する中国深圳へ向かいました。途中イミグレーションを通過し2時間でゴルフ場内のホテルに到着です。

 ミッションヒルズGCオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップダイナスティ・カップなどが開催された中国の名門クラブで、アーニー・エルス
アニカ・ソレンスタムなどの名前を冠した12コース216ホールをもつ世界最大のゴルフパラダイスです。

ホテルやテニスコート、スパなどで働く従業員は6,500人。ゴルフコースのキャディが1,000人カートが2,000台と何もかもが桁外れです。

 プレーしたのは3つに分かれたエリアのうち東莞(トンガン)エリアのノーマン・コースグレッグ・ノーマンが設計したというこのコースは、
難易度指数140以上とアジアの中では最も難しいコースとされています。このコースの中では比較的やさしいと言われる8番ホールのプレーを
中国語のゴルフ用語を交えて再現してみます。

八号洞(8番ホール)は515ヤード標准桿五(パー5)の長洞(ロングホール)。発球台(ティーグランド)に立つと球道(フェアウェー)は広く、
界外球線(OBライン)や水障碍(ウォーターハザード)はないものの粗草区(ラフ)はかなり深い。1打目は一号木桿(ドライバー)で打ったボールが
右曲球(スライス)し沙坑(バンカー)に捕まる。アゴが高いので出すだけ。打目は左にやや狗腿洞(ドッグレッグ)しているコースなりに
球道木桿(フェアウェーウッド)で左曲球(フック)を打って好球(ナイスショット)。4打目はかなりの打ち上げも短鉄桿(ショートアイアン)で
果嶺(グリーン)に球上(オン)。小旗竿(ピン)上5-メートルにつき球童(キャディ)に草尖順(芝目)を聞くと「快果嶺」(早い!)と一言。
結局3推桿迸球(3パット)で標准桿多二桿(ダブルボギー)。

 という具合でトータル100を切るのがやっとでした。この日気温は27度やや湿気があるものの風はなく絶好のコンデションで、気持ちよくプレーする
ことができました。

聞けばこのコースでは日本でのスコアに10ストロークプラスで上がれば上出来とのこと。

 

多 打 幾 桿 身 體 好(ドゥオ ダ ジー カン シェン テイ ハオ)

少 打 幾 桿 心 情 好(シャオ ダ ジー カン シン  チン ハオ)

「たくさん打てば体にいい 少なく打てば心にいい」という格言があるそうです。スコアがどうあろうとゴルフを心から楽しむことが大事だと知った一日でした。
素晴らしいコースだけにプレー料金はさすがに安くはありませんが、詳しい情報はミッションヒルズGCのホームページをご覧ください。
★クリック!→ ミッションヒルズGCホームページ

 深圳から香港に戻ると観光とグルメです。人気の高いプロジェクションマッピングが繰り広げられる壮大な夜景を楽しんだ後、九龍地区の繁華街で
火鍋を囲みました。肉をはじめアワビやカニなど色々な食材を湯通しして食べるしゃぶしゃぶですが、ボリュームといい新鮮さといい絶品でした。
そのあとのデザートではいま若い人に人気の旺角(モンコック)にあるアイスクリーム店「許留山」のマンゴープリンアイスに挑戦しました。
サラダボールのような大きな容器にたっぷりと盛られたマンゴーとプリン。ここでもその甘さとボリュームに圧倒されました。

  そんな繁華街のすぐ近くでは民主派学生たちによる占拠が続いていました。メインストリート一杯にテントを敷きバリケードを築いて占拠すること2か月。
香港を訪れる観光客に直接的な影響はありませんが、さすがに周辺では長く続く占拠に市民の反感も出てきているということでした。
この日の夜学生たちの表情を見る限りそれほど緊張感は感じられませんでしたが、翌日早朝には香港警察が占拠後初めて強制撤去に入るという情報が流れ
事実その通りになったことを帰国後のニュースで知りました。

  今回は中国深圳での世界最大のゴルフ場でのプレーと香港観光を楽しむ3泊4日の旅でしたが、ゴルフ好きには自信をもってお勧めできると実感しました。

<澤井>