旅行業界のアルファベット略号について

皆さんこんにちは。

旅行会社に入った時、まず覚えるのはアルファベットの読み方。
A エーブル
B ベーカー
C チャーリー
D ドッグ
これは手配側の間違いを防ぐ為に決められた呼び名で、もともとは
航空会社予約管理協議会(IRG)という組織が定めたものらしいです。

ごく稀に
A アメリカ
B ボストン
C シカゴ
D デンマーク
と読まれる外資系航空会社の方もおられますね。

 

上記と同様に、基本業務知識として覚えるのが空港を示したり、
航空会社を示すコード(略号)ですよね。
今日はそのいくつかの豆知識をご紹介したいと思います。

 

航空会社はアルファベット2ケタで示されております。
日本航空→JL
大韓航空→KE
アメリカン航空→UA

【航空会社コード 2レターについて】
①全日空
これは有名ですが、全日本空輸の前身、日本ヘリコプター輸送 (Nippon Helicopter)
の頭文字を取って「NH」となったという話。

②最近の乙な2レターはわが日本のLCC、ピーチ・アビエーション。
その2レターは、モモ → 「MM」。

③12月より千歳線が就航するフィンエアー。この航空会社のコードは
「AY」。フィンにもエアーにもかすっていないこの感じ。。
これは全日空同様に、前身の航空会社「Aero Yhtiö(アエロ オイ)」
から来ているようです。 

 

次に都市コード。
航空会社のホームページから運賃を検索したり、予約する際に
必ず目にする2レター。
千歳は 「CTS」や「SPK」となっております。

個人的に気になった都市、関西国際空港「KIX」を調べてみました。

旅行慣れしているお客様は、関西の事を上記の読みで「キックス」と
言ったりしますよね。
KとIは何となくわかりますが、「X」が不自然だと前から思ってました。
調べたところ、関西国際空港が完成、営業する1994年の時点で、
すでに全世界に頭文字が「KI」というコードが乱立しており、残っていた
のが「I」と「X」しかなかった為、同文字続きを避けた結果「KIX」
となったという事でした。

ちなみに当初第一希望だった「KIA」。こちらはどこの空港でしょうか?






正解は
パプアニューギニアのカイアピット空港「KIA」でした。

この空港を訪れるお客様の手配は、業界に勤めて約18年、残念ながら一度もございません。

この他にも、仕事をしているとふと気になる3レターがあったりします。
(なぜカナダの都市はすべて「Y」から始まるのだろう。。。とか)

続きはまた次回の機会に!!!!!!